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白保花店

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お花プラスαで“気軽に立ち寄れるお店づくり”に取り組む、創業より90年を迎える老舗のお花屋さん

昭和2(1927)年の創業より4代続く文京区白山下商店会のお花屋さん「白保花店(はくやすはなてん)」。華道の先生や作家も多く訪れる名店として知られ、生け花に用いる和花の取り扱いも豊富で、一般的な洋風の花束から日本的な要素を取り入れたものまで幅広いニーズに応えてくれます。またその一方で、お花に馴染みの無い方にも訪れやすいようにと2014(平成26)年にセレクトショップを併設させ、“気軽に立ち寄れるお店づくり”に取り組んでいます。
今回は「白保花店」4代目店主のご主人とともにお店を支える奥さまの野上美千代さんに、お店の歴史や地域の魅力についてもお話を伺いました。

白保花店
野上美千代さん インタビュー

4代続く老舗のお花屋さんが目指す気軽に立ち寄れるお店づくり

Q.まず、「白保花店」の創業より今日に至るまでの歴史を教えてください。

「白保花店」の創業は昭和2(1927)年のことだったと聞いています。もともと「白保(はくやす)」という屋号で明治初期より造園業を営んでいたようですが、昭和2(1927)年から生花も扱うようになり、お花屋さんとしての歴史は来年で90年を迎えます。

Q.素敵なデザインのお店ですが、以前からこの場所にあったのですか?

現在のお店はビルの建て替えとともに2007(平成19)年に完成したものですが、創業以来ずっとこの場所にお店を構えています。2014(平成26)年にはお店の一画に子供服や雑貨を扱う“セレクトショップ”も併設させ、あらたなお店づくりに取り組んでいるところです。

店頭には色とりどりの鉢植えが並んでいる

昭和2(1927)年の創業より4代続く老舗

店主のご主人とともにお店を支える野上さん

ラベンダー

Q.セレクトショップを併設させようと思ったきっかけはありますか?

以前の「白保花店」は、古くからこの地域にある他のお花屋さんと同じように、お店に入ると正面には菊のお花が置かれていて、お墓参りやご自宅の仏壇に供える仏花を中心に扱っていました。
このあたりはお寺も多く、定期的に足を運んでくださるお客さまも多かったのですが、時代の流れとともに若い世代の方にとってはお墓参りそのものが疎遠になってしまい、また常連だったご近所の方もご高齢になって以前ほど足繁く通えないという状況もあり、お店の転換が求められていました。

店頭に並ぶ観葉植物

店内の様子

フェアトレードで仕入れたコーヒー豆

Q.あたらしくなったお店の特徴や、大切にしていることを教えてください。

お店を改装するにあたって大切にしたのは“気軽に立ち寄れるお店づくり”です。お花やお花屋さんに馴染みの無い方にとっては、お店に一度入って何も買わずに出てくるというのはなかなか難しいことですし、“一度入ったら何か買わなきゃいけない”という敷居の高さがあるように思います。
そこで洋服や雑貨を扱うことで、それまでお花屋さんになかなか足を運ぶ機会のなかった若い世代の方々にも来ていただければと、セレクトショップを併設しました。
扱っている商品は子供服からバッグや帽子、アクセサリーといったファッション雑貨、食器、インテリア、フェアトレードで仕入れたコーヒー豆など幅広く、逗子でアパレル店を経営していたときの経験を生かしています。なかでもヴィンテージものの子供服が人気で、まだお子さんが小さく遠くまで買い物に行けないという子育て中のお母さんにもご好評をいただいています。

お花以外の洋服や雑貨も扱っている

ヴィンテージものの子供服は子育て中のお母さんにも人気

買ってそのままお家で飾れるおしゃれな鉢

和花や枝ものから観葉植物まで、幅広いニーズに応える

Q.取り扱っているお花の特徴や種類についてもお聞かせください。

古くからあるお店のため、華道の先生や作家として活動している方も多くいらっしゃいます。そのため、生け花用の和花や枝ものも充実しているのが特徴で、一般的な洋風の花束ともまた違う雰囲気の花束もご提案することが可能です。
卒業、入学シーズンともなると近隣の学校からも多くのご要望をいただき、地域に根ざしたお店として日々お花の魅力を提案しております。
また近隣の法人、企業のお客さまも多く、急なご要望にも応じられるよう新鮮できれいな胡蝶蘭を数多く取り扱っているのも特徴のひとつです。

Q.観葉植物の種類も豊富ですね?

お店を新しくしてから、若い世代の方や近隣のマンション住まいの方にもお花に親しんでいただけるよう、観葉植物も多く取り扱うようになりました。また陶器の鉢や布製の鉢カバーなどと一緒に店頭に並べることで、買ってそのままお家で飾れる気軽さにも工夫しています。
白山には紫陽花で有名な「白山神社」もあり、この時期は店頭に紫陽花も並べています。ご住職が少しずつ増やした紫陽花も今はおよそ3,000株にものぼり、「文京花の五大まつり」のひとつとして観光客も大勢いらっしゃいます。
当店でも毎年、狛犬の前の飾りつけを担当させていただき、地域の行事やイベントにも積極的に取り組んでいます。

街に根差し、街の人と協力する地域のお花屋さん

Q.そのほかに白山ならではのイベントはありますか?

「白山神社」で行われる「文京あじさいまつり」は、6月中旬から約1週間にわたって開催されます。期間中は午前9時から午後5時まで公開され、土日になると模擬店がならび、地元の「文京区立駒本小学校」や「東洋大学」による演奏なども披露されます。
また11月初旬に開催される「チャリティー感謝祭」も地域ならではのイベントです。「白山下商店会」が中心となって行われる地域のおまつりで、うちも協賛というかたちでお祭りを盛り上げています。

洋花のほか、生け花で用いられる和花や枝ものも充実

色鮮やかな紫陽花の花

紫陽花で有名な「白山神社」

Q.白山エリアの地域の特徴や魅力だなと感じるのはどんなところですか?

まず街の雰囲気が良いと思います。以前生活していた逗子とは環境はだいぶ異なりますが、何世代にもわたって古くからその土地に住んでいる方と、その土地に憧れて移り住んでくる若い世代の方がそれぞれいて、調和がとれているように感じます。
白山下商店会でも、地元の「文京区立指ケ谷小学校」や「文京区立小日向台小学校」の職場体験を受け入れるなど地域のみんなで子どもたちを見守っています。

Q.最後にこれから白山エリアに住まわれる方へメッセージをお願いします。

お花屋さんに“一度入ったら何か買わなきゃいけない”という敷居の高さを無くすため、2014(平成26)年に“セレクトショップ”を併設させました。かわいい雑貨やお花を見るだけでも気分転換になるため、日々の子育てでなかなか遠くに出かけられないお母さんなど、ぜひ気軽に足を運んでください。
「白保花店」は、創業より90年を迎える地域のお花屋さんとしてその経験を生かしつつ、今後はお花だけでなく“ライフスタイルを提案する”より身近なお店として地域とともに歩んで参ります。

今回、話を聞いた人

白保花店

野上美千代さん

白保花店
所在地:東京都文京区白山1-32-4 
電話番号:03-3811-4587
営業時間:平日9:00〜18:30、日曜・祝日9:00〜17:00
定休日:木曜日
http://www.hakuyasu.co.jp


東京都文京区の自治体情報

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東京都文京区の自治体情報
●文京区役所

【特産・名産物】江戸木目込人形
【主な祭り・行事】文京梅まつり、文京さくらまつり、文京つつじまつり、文京あじさいまつり ほか

東京都23区の中央やや北寄りに位置する文京区は、文化・教養の街。森鴎外、宮沢賢治、石川啄木、夏目漱石など、たくさんの文人が集まった。東京大学、お茶の水女子大学といった大学、「順天堂大学医学部附属順天堂医院」「東京大学医学部附属病院」など大規模な病院も多い。また都市型エンターテインメント施設「東京ドームシティ」などレジャー施設が充実する一方、「小石川植物園」「小石川後楽園」などの歴史ある庭園も点在。緑が多く落ち着いた雰囲気で、幅広い年齢層に人気がある。

東京都文京区の自治体情報
所在地:東京都文京区春日1-16-21(文京区役所) 
電話番号:03-3812-7111
http://www.city.bunkyo.lg.jp/

和洋菓子 松右衛門

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白山通り沿いにひっそりと暖簾を掲げている、小さな小さなお菓子屋さん「和洋菓子 松右衛門」。店を覗いてもスタッフの姿は見えず、小さなショーケースが置いてあるのみ。ドアを開けて中に入ると、細身の若手店主が顔を出し、いらっしゃいませ、と迎え入れてくれる。店の看板商品は「どらやき」。あくまでも「和洋菓子」の店だが、近所の人々の間では「どらやきのお店」と認知されているそうだ。

シンプルな暖簾

白山通り沿いにある「和洋菓子 松右衛門」

どら焼きを目当てに訪れるお客さんが多い

店主の安部真さん

店主は安部真(しん)さん。もともと護国寺の生まれだが、「東洋大学」に進学したことから、白山は昔からの馴染みの場所。社会人になってからは地方都市の菓子店に就職し、そこで和洋菓子全般を学んだという。それから転職して別の仕事にも就いたそうだが、「やはり、ものづくりの楽しさは忘れられなかった」と、自分の店を持つことを決めた。その時に、何か特化したものを作りたいと考え、特に好きだったという「抹茶」と「あずき」にこだわった菓子の試作を進め、開店に至ったそうだ。

2009(平成21)年の開店当初は、店構えこそ今と同じだが、ショーケースの中身は洋菓子が主体だったそうだ。抹茶とあずきのケーキが主役で、抹茶オムレットなどが脇を固めていたという。ところが、そのうちにお客さんから「このあずきでどら焼き作ってくれない?」という声が挙がり、最初は遠慮していたものの、「何度も言われるものだから、試しに作ってみた」ところ、これが美味しいとたちまち評判に。口コミで人気が広がり、今ではどら焼きを目当てに訪れるお客さんがほとんどになった。

どら焼きは基本の「大納言」のほか、抹茶クリームとあずきクリームの生どら焼き、栗入りの「和栗大納言」と、計4種類を常時置いており、これを詰めあわせて手土産に買っていく人が多い。ただ、日持ちはそれぞれ異なり、生どら焼きは当日中、大納言と栗は3日が賞味期限とのこと。保存料、添加物を一切使っていないために日持ちしないそうだが、それは裏を返せば、安心・安全がしっかり保証されているということ。小さな子どもがいるファミリーの常連さんも多くいるそうだ。

店内の様子

抹茶とあずきを使ったお菓子が自慢のお店

北海道産小麦を100%使った、菓子用のブレンド粉を使用している

原材料についてはできるだけ国内産の良質なものを使うようにしている。あずきは北海道産の大納言を店内で炊いたものを使用し、抹茶は京都の和束町で収穫された茶を石臼挽きにしたもの、いわゆる「宇治抹茶」だ。小麦粉は北海道産小麦を100%使った、菓子用のブレンド粉。卵も飼育段階で餌に抗生剤などを使わず、平飼いでのびのびと育てた、良質なものを使っている。コスト度外視とも言える素材を使っているから、この店の菓子はどれを食べても、軽やかで後味が良い。

なお、どら焼きは少量生産で、前日に作ったものを一日寝かせてから出しているため、売り切れてしまうことも多々あるという。そういった時には是非、「白玉ぜんざい」や「和栗ようかん」なども試してみてほしい。とにかく「あんこ」と「抹茶」には自信を持っている店主なので、ハマればほかには代えられないものになることだろう。

抹茶クリームの生どら焼き

北海道産の大納言あずきを使用している

焼きドーナツ

今は和菓子寄りの品揃えになっているので、近隣の年配の方が利用することが多いそうだが、高校生や大学生がどら焼きやアイスクリームだけを買って、食べながら帰っていったり、子どもの誕生日のためにホールケーキをオーダーしていく、という姿もちらほらとある。創業当初に出していた「抹茶とあずきのケーキ」は、現在「手が回らないので置いていない」ということだが、予約を入れればどんな大きさにでも焼いてくれるそう。スッキリとした抹茶ケーキを食べたいという方は、一度相談してみてはいかがだろう。

どら焼きが評判を呼んでいるが、その他のメニューもちょっとユニークなものばかりの「松右衛門」。安部さんもどこかほんわりとした人柄なので、世間話を楽しみに訪れている常連さんも多いことだろう。

和洋菓子 松右衛門
所在地:東京都文京区白山5-1-9 レジオス文京白山1F
電話番号:03-6801-5110
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定休
http://www.matsuemon.co.jp

ワイン専門店 Cellier de L’ourson (セリエ デ ルルソン)

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白山神社の鳥居の目の前に、2014(平成26)年にオープンした「セリエ デ ルルソン」は、外見はカフェのように見えるかわいらしい店だが、その実は、とてもディープでマニアックなワインショップ。「本当に美味しいワインを、気軽なものとして楽しんでもらいたい」という願いが込められた、ワイン好きによるワイン好きのための店、つまり「ワインのセレクトショップ」である。

カフェのようなかわいらしい店先

店主の伊東直寿さん

店の主は伊東直寿さん。この場所は実家だそうで、店を開くにあたってすべて建て替えたというのだから、その情熱は計り知れない。1階がワインショップになっており、カウンターと少しのテーブルが並ぶ店舗の奥に、ギッシリとワインが詰まった、ウォークイン式のワインセラーが構えられている。年中、気温16度前後、湿度70~75%に保たれたこのワインセラーは、本場フランス、イタリアのワインセラーとほぼ同じ環境になっているそうだ。

ワインが三度の飯よりも大好きという伊東さん。彼のワイン好きは半端ではない。もともとSEとして10年働いたこともあったそうだが、ワイン好きが高じて国内の某小さなワインセラーに転職。そこで製造、営業、販売などワインに関わるあらゆす業務に携わって、日々楽しみながら働いていたそうだが、家庭の事情で実家に帰ることになり、思い立ったのがこだわりのワインだけを売るワインショップだった。

ウォークイン式のワインセラー

カウンターと少しのテーブルが並ぶ店内

「雑貨屋めぐりが好きだったから」という理由から、見た目はこんなに可愛らしい店になっているが、伊東さんに少し話しかけようものなら、怒涛のごとくワイン談義がスタートする。まさに途切れることの無い“弾丸トーク”なのだが、その内容は初心者には対してはわかりやすく、フリークに対してはどこまでも深く、という感じなので、誰が訪れても「へー!そうなんだ!」という感動に出会えることだろう。

ワイングラスも幅広くラインナップ

“本物のワイン好き”が選びに選び抜いたワイン

この店で扱っているワインは、闇雲に有名どころを集めたものではない。「フランスやイタリアでは、ワイン屋の店主がワインに注ぐ愛情、情熱というのは、日本の比ではありません。それはなぜかと言えば、彼らは産地の地形がどうなっているとか、陽当たり、気候、土壌、生産方法、品種など、ワインに関わるあらゆることを全部把握したうえで売っているからなんですね。日本では教科書的なことしか説明してくれなくて、そういう店はほとんど無いでしょう。だから僕は、向こうの店のように、スバ抜けてすごく頑張る、ちゃんとやる店にしたかったんです」。

そう話す伊東さんの目はらんらんと輝いている。彼のような“本物のワイン好き”が選びに選び抜いたワインなのだから、そもそもこの店の在庫に「外れ」というものは無い。あるとしたら好みに合うかどうか、という点だけだろう。その辺りについても、ワインひとつひとつにどんな味の特徴があるとか、料理に合うとか、丁寧な説明が手書きでなされているので、非常に選びやすくなっている。もちろん、分からなければ伊東さんに聞けば、最適なものをチョイスしてくれるはずだ。

海外の農場へも出向いて品物をセレクト

伊東さんの情熱を感じるワイン専門店

また、ワインの仕入れにあたっては、「そもそも知っている農場や地域のものだけに絞っていますが、同じ産地でも毎年必ずテイスティングをして、自信を持って出せるものだけを並べている」とのこと。フランスやイタリアまで農場を見に行くことも多いそうで、「あっちに行った時は、ずっと畑を走り回っています。靴が泥だらけになるまで。でもそれが最高に楽しいんです。そうして風を浴びてきた産地のものを並べているんです」と、笑いながらさらりと語る。道理で、言葉の強さも違っているはずだ。

こうして産地を知って、現地で味をみて、いざインポーターからワインを仕入れるわけだが、その段階では「現地と同じ味を再現できるように」という点に非常に気を遣う。具体的には温度・湿度・太陽光等がしっかり管理された「リーファー輸送」の品だけを仕入れ、仕入れ後もセラーで管理を徹底しているという。しかもこれは、値段にかかわらず、である。最も安いワインは1500円程度からあるというが、それでもこのルールを守っているのは、「安くてもちゃんと美味しいものを届けるのが、自分の仕事である」という店主の意地とプライドだ。

初心者に向けて「ワインはじめて教室」も開催している

雑貨屋さんのような可愛らしい看板

すべてのワイン好きの人にお薦めしたいワイン専門店

きわめてマニアックな品揃えをしながら、誰にでも丁寧に説明し、上質なワインをリーズナブルな価格で届けてくれる「セリエ デ ルルソン」。熱すぎるほどに熱い伊東さんの情熱と、確かな品揃え。そしてリーズナブルなプライス。ここは初心者から超マニアの方まで、都内近郊すべてのワイン好きの人にお薦めしたい、“本物ワイン”の専門店である。

ワイン専門店 Cellier de L’ourson (セリエ デ ルルソン)
所在地:東京都文京区白山5-35-3 
電話番号:03-3816-3332
営業時間:11:00~20:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業、火曜休)
http://cellier-de-l-ourson.com/

こむぎこ

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白山駅出口のすぐ近くにある「こむぎこ」は、この地で創業からおよそ40年、地元の人々に愛用されているパスタ屋さん。まだパスタ専門店がほとんど無く、「洋食屋さん」が全盛だった時代から、「パスタ一筋」で営業しているという稀有な店であり、近くに住む人であれば知らない人は無い有名店である。

白山駅出口のすぐ近くにある「こむぎこ」

「パスタ一筋」で営業している

変わらず愛されている一番の理由は、「変わらない雰囲気と、変わらない美味しさ」にある。創業以来、店の場所が変わらないのはもちろん、内装も大きく変えず、カウンターの端を切ってテーブル席を設けた程度。70年代らしい雰囲気がよく残された店内で、椅子に座ると何だか落ち着いてしまう。提供される約40種類のパスタメニューも、創業時からほぼ変わらない顔ぶれ。この安定感が懐かしさにも信頼感にもつながり、常連客を掴んで離さない。

一番人気の「ポパイ」

同じく人気メニューの「野菜とさけ」

数多くのパスタメニューの中でも、一番人気は「ポパイ」という和風パスタ。名前からはアメリカンなガッツリ系パスタを想像させるが、味付けは醤油がベースで、ニンニクとオリーブオイルの香りが洋風っぽさをプラスしている、和洋折衷でサッパリとした一品だ。ホウレンソウがたっぷりと使われ、男性でも満足できる盛りっぷりになっているが、クドさは無いので女性やお年寄りでもペロリと平らげられる。初めてここを訪れるのなら、この「ポパイ」はまず外せない。

同じく人気メニューなのが、「野菜とさけ」。これも「ポパイ」と同じく和風ベースのテイストで、醤油と鮭という定石の組み合わせが柱になっているが、トマトやベーコンなど洋風素材を使うことで、スパゲッティらしさを出している。季節の野菜もたっぷりと盛り込まれ、美味しさはもちろん、見た目にも美しく、食べてもヘルシーな魅惑の一品だ。

スパゲッティはこれ以外にも「たらこ」「うにといか」「うめといか」「イカとめんたい」「エビとイカ」「あさりとしめじ」「あさりと納豆」などなど、和風な名前がずらりと並んでいる。和風味ベースで、海鮮食材をよく使うのが「こむぎこ」ならではの特徴と言えそうだ。まだ「パスタ」が「スパゲッティ」と呼ばれていた時代。地域の人にパスタの美味しさを普及させたいということで、馴染みやすい和風テイストが中心だったのだろう。

伝統のレシピで若手スタッフが腕を振るう

70年代らしい雰囲気がよく残された店内

もちろんこれ以外に洋風のテイストもあり、「ミートソース」「アラビアータ」「ペペロンチーノ」「ボンゴレビアンコ」など、定番ラインもしっかり押さえている。現在、オーナーは第一線から退き、若いスタッフに店を任せているそうだが、現場のスタッフさん曰く、「メニューは前よりも増えましたが、創業の時にあったスパゲッティメニューは今も全部あるし、レシピも変わっていません」ということ。その味は現代の感覚でも十分に「美味しい!」と感動を呼ぶもので、オーナーのセンスには驚くばかりだ。

スパゲッティと同じく、変わらない味で人気を得ているのが名物「こむぎこサラダ」。こちらはレタスにスイートコーン、ツナ、トマト、それになんと「生イカ」を合わせたサラダで、自家製のオニオンフレンチドレッシングで頂くというスタイル。サラダに生イカという意外な組み合わせだが、食べてみるとこれがよく合う。固定ファンも多いという、お薦めのサイドディッシュである。

なお、「こむぎこ」では昼夜でメニューが変わり、昼はスパゲッティのセットランチのみで、OLさんや近隣の主婦層が中心。対して夜はスパゲッティのほか、その時々の旬素材を使った料理が幾つか登場し、ワインと一緒に、シェアしながら楽しむグループ客やファミリー、カップルが多くなるという。

名物「こむぎこサラダ」

自家製の「バナナジュース」

休日の昼間は子どもを連れたお客さんも多いそうで、親子で頂ける、刺激の少ないタイプのメニューやデザート類もしっかり揃っている。その中でちょっとした名物になっているのは「バナナジュース」。これは店内で注文ごとにミキサーにかけて作っているもので、甘味を抑えた自然な味わいが魅力。お子さんからお年寄りまで、幅広い層に人気がある。

お店を支える若手のスタッフ

創業からの歴史を感じる看板

リーズナブルな価格とフレンドリーな雰囲気で、お腹一杯、美味しいパスタを食べて帰ってほしい。そんな願いで40年前に創業された「こむぎこ」は、今、若手のスタッフの手に経営が任され、若返りのさなかにある。変わらず守られているパスタのレシピは、昔の常連さんには「懐かしい味」に映り、若い新しいお客さんには「斬新な味」に映ることだろう。良いものを守り伝え、一日一日を大切に営業している、愛すべき「白山の名店」である。

こむぎこ
所在地:東京都文京区白山5-35-7  
電話番号:03-3814-1873
営業時間:11:30~14:30L.O.、18:00~21:45L.O. ※土・日・祝日は11:30~15:00L.O.、18:00~21:45L.O.
定休日:月曜日(祝日の場合は営業)

根津神社

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表参道の鳥居

楼門へと続く神橋

国の重要指定文化財の楼門

乙女稲荷神社へと連なる鳥居

静かな時が流れる

乙女稲荷神社

社殿周囲を囲む透塀

手水

鮮やかな緑に包まれた境内

細やかな装飾

根津神社
所在地:東京都文京区根津1-28-9 
電話番号:03-3822-0753
開門時間:9月~5月 6:00~17:00、6月~8月 5:00~18:00
http://www.nedujinja.or.jp/

シチリア屋

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白山通りから一本裏手に入った静かな通り沿いに、ひっそりと看板を掲げている「シチリア屋」。こちらはその店名の通り「シチリア料理」を専門としている料理店で、2014(平成26)年に開店した。シチリアはイタリア南端、ブーツが小石を蹴っている、その“小石”にあたる島。ここはそのシチリアの伝統料理を、現地そのままの味で提供する店として評判を広げ、近隣住民から遠方のコアなファン達まで、幅広い常連客に愛される店となっている。

路地裏に静かに佇まう「シチリア屋」

現地の味の再現にこだわるオーナーシェフの大下竜一さん

店内の様子

店のオーナーシェフは大下竜一さん。「東洋大学」を卒業後、国内のイタリア料理の店を、高級店から庶民派の店まで、幅広く渡り歩き腕を磨いた。その後、イタリア中部の都市に料理修行に、その修行中、たまたま自転車旅行でシチリアを訪れ、島を一周したことで運命が変わった。

「シチリアは、色彩が豊かで太陽光が強く輝いていて、街の人もいきいきとしていてとても人懐っこい、イタリアの特徴が強く出ている地域なんですね。そんなところがまず、とても好きになりました。それに、いろいろな民族に支配されてきた歴史があるので、文化にも料理にも、すごく多様性がある。旅行をしている時、それがたまらなく面白く感じました。」

シチリアの料理は、本土の洗練された料理と比べると、素朴で郷土料理の風合いが色濃く残っているのだという。海もあり、山もあるので、あらゆる食材が揃い、料理のバリエーションも幅広い。加えて、オリーブやブドウにもシチリア独自の品種が幾つもあり、作り手も、食べ手も飽きさせない。シチリアの風土・人・料理、そのすべてに心底惚れ込んだという大下さんは、修行を終えて日本に帰国してからも「自分の店を持つならシチリア料理の店にしたい。だからもう一度、今度はシチリアに修行に行きたい」という思いを温め、ついにその思いを叶えた。

入門したのは、シチリア北部・ミラッツォ半島の港町にある小さなトラットリア。地元育ちのベテランシェフのもと、ミラッツォ地方の伝統料理を学んだ。さらに滞在中にめぐったシチリア各地の街でも料理の味を覚え、自分のものとして吸収した。それを可能な限り“現地そのまま”に再現しているのが、この「シチリア屋」の料理なのだという。「ただ美味しいだけではなく、食べた瞬間にシチリアの風景がぱっと広がるような料理」が、この店の目指すところだ。

店内の装飾がシチリアの雰囲気を醸し出す

メニューは日々変わる

シチリア産のワインも豊富に取り揃えている

昼と夜でそれぞれメニューは異なる。昼のメニューは「コースA」(1,200円)と「コースB」(2,000円)の2種類。昼も基本的にはしっかりと時間をかけて食べるスタイルで、ビジネスランチではなく、近隣のマダムが集まって、ゆったり過ごすというのが普段の光景。週末には近隣のファミリーやカップルも増えるという。

昼も夜もメニューはその時々で変わり、特にこれという定番品は無い。シチリアを含む南イタリアと言えば海産物のイメージが強いかもしれないが、「シチリアにはエトナ山という3千メートル級の山もあって、山の料理や肉料理も多いんです」とのことで、この日のランチコースのメインは「牛モモ肉のフレッシュトマトソース」。Aコースは前菜2種類、パスタ、カフェのセットで、Bコースはそこにメイン料理とドルチェが加わる。時間が許すならBコースを頼んで、ゆっくりと楽しむランチがお薦めだ。

この日のパスタは「イワシとフレッシュトマトのエリケ」。こちらもシチリアらしい魚とトマトの組み合わせで、食べた瞬間、地中海の青い海とオリーブ畑の光景が浮かぶような一品だ。上にかかっているのはチーズではなくパン粉を細かく砕いたもの。シチリアではこれが定番のスタイルということだ。前菜はコウイカのイカスミを使った一品と、タコとセロリのサラダ。海産物のシンプルな味付けは、日本人の味覚にもよく合う。

「牛モモ肉のフレッシュトマトソース」

「イワシとフレッシュトマトのエリケ」

家庭的に味付けされた海産品は日本人の味覚にも合う

ディナーコースは「シチリアセット」(3,000円)のみで、そこにアラカルトを好みで加えるというのが定番のスタイルだ。コースの中身はチョイスができるので、何人かで訪れて、シェアするのも楽しいだろう。すべてシチリア産で揃えられたワインも含め、だいたい5,000~6,000円ほどの予算を見ておけば収まるはずだ。

ディナーのアラカルトも日々変わるが、ぜひ食べてみてほしいのは、前菜の盛り合わせに大抵付いてくるという、乾燥ソラマメを使ったスープ。こちらはシチリアの修行先での看板商品の一つだったそうで、「自分にとっても思い出の味なので、沢山の方に知っていただきたいです」と、大下氏も太鼓判を押す。場所柄、ディナータイムはとてもゆっくりとできる雰囲気になるそうなので、たっぷり時間をとって、シチリア料理を堪能してみたいものだ。

ディナーコースは「シチリアセット」のみ

イタリアの家庭の味をぜひご賞味あれ

イタリア本土とは異なる、シチリアの郷土料理を提供する

路地裏にひっそりと佇みながら、シチリアの味と雰囲気を、本場さながら提供している「シチリア屋」。いわゆる「イタリアン」とはちょっと違った、よそ行きではない、素朴な料理の数々は、一度食べれば忘れられない味となるだろう。家庭的なイタリア料理を静かな雰囲気で楽しみたいという人に、是非訪れてみてほしい店である。

※価格は2016(平成28)年5月取材時のものです

シチリア屋
所在地:東京都文京区白山1-5-5 MC白山ビル1F
電話番号:03-5615-8713
営業時間:12:00~14:00(13:30L.O.)、18:00~23:00(22:00L.O.)
定休日:月曜日
http://www.sicilia-ya.com/

キュイジーヌ トワリコ

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白山通りから小石川側に少し入った辺り、「文京区立柳町小学校」の北西角にフランスの旗を掲げて佇んでいる「キュイジーヌ トワリコ」。ここは若きご夫婦が営む、料理は本格的だけれどカジュアル使いもできる、小さな小さなビストロである。

フランス国旗を掲げて佇む「キュイジーヌ トワリコ」

ほっこりとした雰囲気のオーナーの南谷夫妻

オーナーの南谷夫妻は、もともと都内の有名ブラッスリーで一緒に働き、そこから結婚に至ったというお二人。その後、奥様は転職し、仕事のかたわらジャズ・ボサノヴァの歌手としても活躍。ご主人はそのまま職場でシェフを続けていたが、子どもができたことが転機になったという。「二人で店を持てば、お互いの好きな料理を作れるし、私も歌の活動の日にはお店を休めばいい。お互いが好きなことを続けられるように、自分たちの小さな店を持とうと決めました」とマダムは話す。

そしてオープンしたのは、二人のほっこりとした雰囲気にもよく似た、10坪ほどの小さなお店。マダムは子育てをしながら昼だけお店で働き、夜はシェフが一人で全てを切り盛りしている。特にランチは近隣で働く人々でにぎわうそうだが、そこはギャルソン歴の長いマダムが切れのいいサービスで器用に回していく。

「キュイジーヌ」とか「ビストロ」と聞くと、少し畏まってしまう人もいるかもしれないが、ここ「トワリコ」ではまったく肩肘を張る必要はない。ランチタイムのメニューは、飲み物が付いて基本的に1,000円均一。千円札を握って行けばさっと美味しいものを食べて帰ることができる。

取材に訪れた日のメニューは、若鶏モモ肉のロースト、焦がしハヤシライス、ロールキャベツ、スズキのポワレの4種。ちょっと豪華に楽しみたいという人は、そこに前菜盛り合わせをプラスするのも良い。ほかにもサラダやポタージュなど、好みに応じて調整できるトッピングがあるので、ボリュームを調整しやすいのが魅力だ。ランチのお客さんは週に何度も訪れる常連さんが多いため、飽きさせないよう、日々メニューを変えているそうだ。

旬の素材を用いたメニューの数々

夫婦の愛情がこもった料理

可愛らしい雰囲気で明るい店内

ランチも良いが、そこはやはりビストロ。ディナータイムにこそシェフの腕は際立つ。メニューの数もグレードもアップするそうだが、駅から遠いということもあり、ディナーは案外ゆっくりとすごせる日も多いのだとか。この界隈で気兼ねなくワインを飲める店を探している人は、ぜひ「トワリコ」を検討してみてはいかがだろう。7人以上で貸切営業にも対応してくれるので、小さなパーティーにも最適だ。

ディナーの料理は、一番人気が3,000円の「プリフィックスコース」で、1品目は日替わりの前菜盛り合わせか本日のスープ、続いて6品ほどからチョイスできるその日のメイン料理、最後にカフェという3品構成。品数としては少ないが、ポーションがしっかりしているので、食べ応えは十分だという。

コースの内容に日替わりが多いのは、その時の旬の素材を仕入れ、その日の冷蔵庫の中を見て料理を決め、コストも食材も無駄の無いように提供したい、という思いから。だからこの店のメニューは「その日のお楽しみ」であり、「数は少なくてもお腹は一杯」なのである。

プリフィックス以外にも「シェアコース」があるそうで、特にファミリーにはこちらが人気。もちろんアラカルトでのオーダも可能で、貸切利用については、予算次第でいかようにもアレンジしてくれる。写真のメニューは肉料理で定番人気の「若鶏モモ肉の香草パン粉焼き」(1,900円)。このほか、フランスの郷土料理「カスレ」も定番で置いており、グループ客に人気が高いそうだ。

シェフの腕が際立つ

シェフが厳選したワインも揃えている

デザートメニューも豊富

窓にはオーナーの可愛らしいイラストも

ワインについては基本的にフランスワインで揃えるが、一部、イタリアワインも置いているということ。どれもしっかりとテイスティングしているそうなので、選ぶ際にはシェフにオススメを聞いてみてもいい。グラスワインも何種類か入れ替えながら用意しているので、あれこれと楽しむこともできる。

小さな小さな店ながら、夫婦の愛情がしっかりと込められた料理と、かわいらしい店内の雰囲気と、明るく、行き届いたプロのサービスが楽しめる「キュイジーヌ トワリコ」。駅からは少し離れてしまうが、その分だけ喧騒とは無縁のロケーションにあり、ゆったりと過ごすことができるだろう。界隈に住んでいる人はぜひ一度訪れてみてほしい。

※価格は2016(平成28)年5月取材時のものです

キュイジーヌ トワリコ
所在地:東京都文京区小石川1-27-5 
電話番号:03-3868-2742
営業時間:11:30~15:00(14:30L.O.)※土曜・日曜日、祝日は12:00~、18:00~23:00(21:30L.O.)
定休日:不定休(主に日曜日)
http://trois-haricots.com/


シンスケ

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シンスケ

「下町の酒場」という表現が似合う、老舗の居酒屋「シンスケ」。酒屋として創業し、大正時代に居酒屋形式へ転換。軒先に杉玉がかかる店は、現在の店主で四代目を数える。店のキャッチフレーズ「正一合(しょういちごう)」とは、日本酒を正しく一合で出しているという意味。特注の一合徳利で出す秋田県の銘酒「両関」には、天然魚と無肥料無農薬のオーガニック野菜を使った酒肴を。徳利酒と和の肴で酔う、昔ながらの居酒屋スタイルを守り通す。

シンスケ
所在地:東京都文京区湯島3-31-5 YUSHIMA3315ビル1F・2F
電話番号:03-3832-0469

文京区立第三中学校

蕎麦切 森の

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蕎麦切 森の

蕎麦切 森の
所在地:東京都文京区本郷2-25-1 ムトウビル1F
電話番号:03-3818-9555
営業時間:11:30~14:00(土曜日11:30~14:00)、17:00~20:30
定休日:土曜日午後、日曜日、祝日

桃の実

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桃の実

桃の実
所在地:東京都文京区本郷3-30-7 熊野ビル1F
電話番号:03-3868-3238
営業時間:17:00~23:30
定休日:日曜日
http://www.momo-no-mi.jp/

みじんこ

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みじんこ

みじんこ
所在地:東京都文京区湯島2-9-10 湯島三組ビル1F
電話番号:03-6240-1429
営業時間:11:00~21:00(土・日曜日と祝日は11:00~20:00)
定休日:火曜日
http://mijinco-coffee.com/

廚菓子くろぎ

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廚菓子くろぎ

廚菓子くろぎ
所在地:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス春日門Daiwaユビキタス学術研究館1F
電話番号:03-5802-5577
営業時間:9:00~19:00
http://www.wagashi-kurogi.co.jp/

(La Fabbrica Della Pasta) Quel (クエル)

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外観からオシャレな雰囲気たっぷり

「ラ・ファブリカ・デッラ・パスタ クエル」は、本格手打ちパスタとビオワインが気軽に楽しめる、人気のイタリアンバル。ロングパスタからラビオリなどの詰め物パスタや筒状のペンネまで、さまざまな種類のパスタが味わめる。

中二階には、センスの良さを感じさせるタイル張りのカウンターテーブル

1階の席からは、窓越しにパスタ生地を作っている様子を見ることが可能。種類豊富なパスタは、トレイに盛った見本を片手に丁寧に説明してくれる。地下には定員10名の個室があり、7名から貸切可能。ママ会などのパーティーに便利だ。

フリウリ州のラビオリ「チャルソンス」

マッシュポテトとアプリコットが詰まったラビオリ「チャルソンス」は、シナモンの風味が効いた一品。上にはザラメと焦がしバターが散らしてあって、かむ度に味の移り変わりが楽しめる。

円形にカットされ、型で紋章が押されたパスタ

家紋をスタンプした円形のパスタを使った「コルツェッティ 帆立とクルミのクリームソース」(1,620円)も人気のメニュー。パスタ以外にもゼリー寄せなど手間のかかるアラカルトが揃い、自家製パンも好評だ。

バラの花をイメージした美しいパスタ「カネロニ ズールローゼ」

カカオの強い香りがかぐわしいエスプレッソーコーヒーもおいしい。お酒は、ビオワインに加え、シシリアンミモザなどのカクテルやイタリアンビールが揃う。小学生以下は入店禁止。子どもに内緒で通いたくなる、大人の空間だ。

(La Fabbrica Della Pasta) Quel (クエル)
所在地:東京都文京区本郷2-26-11 浜田ビル1F
電話番号:03-6801-8853
営業時間:ランチ月~金11:30~14:00(L.O.13:30)土・祝11:30~14:30(L.O14:00)
     ディナー月~金17:30~0:00(L.O23:00 パスタ、メインは22:30)土・祝17:30~23:00(L.O22:00)
定休日:日曜日


ファイヤーハウス

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アメリカの田舎町にありそうな、カントリー調の外観が目を引く

東京メトロ「本郷三丁目」駅から歩くこと約3分。春日通りに面した「ファイヤーハウス」は、本格アメリカンハンバーガーを提供するグルメバーガーの老舗だ。上質なパテとみずみずしい野菜を贅沢に使った、大人のハンバーガーを堪能できる。

棚にはコカ・コーラの瓶や古本などが飾られている

アンティーク風のインテリアでまとめられた店内は、カジュアルさもありながら落ち着いた雰囲気。L字型のカウンターやゆったりしたソファ席やなどがあり、天井ではファンがゆっくりと回っている。

名物メニュー「アップルバーガー」(1,404円)

ここのハンバーガーの最大の魅力は、食材の見事なハーモニーにある。奇抜に思える「アップルバーガー」も、シナモンを効かせた甘いリンゴのコンポートが、肉汁たっぷりのパテやマヨネーズ、ふわふわのバンズと口の中で一緒になると、驚くほどおいしい。

野菜たっぷりのサンドイッチ「ベジタリアン」(1,469円)

クルミ入りの胚芽パンを使ったヘルシーなサンドイッチも種類豊富。レタス、トマト、キュウリ、アボカド、アルファルファなどフレッシュ野菜をこれでもかと挟んだ「ベジタリアン」は、肉は一切使っていないのに満腹になれる、ボリューム満点の一品だ。

パンが見えないほどチリビーンズソースがかかった「チリドッグ」

「久しぶりに来たけど、昔と変わらない味で嬉しい」「この味が好きだから、変えないでほしい」という声が多いため、創業当時の味を守っている。テイクアウトも可能だが、近くにデリバリー専門店があり、電話一本で店と同じ味を自宅で味わうこともできる。

ファイヤーハウス
所在地:東京都文京区本郷4-5-10 
電話番号:03-3815-6044
営業時間:11:00〜23:00(L.O.22:30)
http://www.firehouse.co.jp/main_menu.htm..

タイズ

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珈琲メニューが置かれた、おしゃれなエントランス

カフェ「タイズ」は、おいしい珈琲とケーキのお店。こだわりのオールドビーンズを使い、ご主人が一杯ずつネルドリップで丁寧に淹れる珈琲が人気だ。「マンダリン」(600円)や「モンスーン」(600円)など数種類楽しめる。

入口から奥に向かって細長い造りになっている。

中は控えめな照明にピアノのBGMが流れ、カフェというよりバーに近い雰囲気。奥には半個室風のテーブル席もある。棚に並ぶカップもセンスがいい。カウンター席には一人客が並んですわり、思い思いにくつろいでいる。

入口付近にあるショーケースの中には、ケーキがずらり

元パティシエのご主人が作るケーキは、「完成度が高い」「変に気取ったところがない」と評判で、ケーキが目的の常連客も多い。ショートケーキやモンブランなど定番を押さえたラインナップで、1つ500円前後。

焼きメレンゲが四方を飾った見た目がユニークな「サーカス」(515円)

ショコラ生地にコーヒーとバナナのムースが重なり、ココナッツパウダーがまぶされた「サーカス」は、やさしい味わい。派手さはないが、丁寧に作られていて、しみじみとおいしい。

珈琲とのマリアージュを考えてケーキを選ぶのも楽しい。

クオリティの高い珈琲とケーキ、それらをふっくり味わえる落ち着いた空間。最近ではなかなかお目にかかれない、貴重なカフェだ。

タイズ
所在地:東京都文京区湯島4-1-13 1F
電話番号:03-3818-0393
営業時間:11:00~19:00
定休日:月・火曜日
http://www.geocities.jp/cafe_ties/

Tail’s ALE HOUSE(テイルズ エールハウス) 本郷店

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扉やボードには「ピルスナーウルケル」の文字が踊る。

「テイルズエールハウス」は、海外のビールを中心としたビアバー。メジャーからマイナー、伝統的なものから新作まで、常時100種類程度の瓶ビールが揃う。樽生ビールも2~3種類あり、中でも空輸された「ピルスナーウルケル」が飲めることで知られる。

中は広すぎず、狭すぎず、程よいスペースで居心地がいい。

中は広すぎず、狭すぎず、程よいスペースで居心地がいい。 外国のポスターなどが貼られた店内は雰囲気があり、まるでヨーロッパのパブのよう。海外のビールが中心だが、サンクトガーレンなど日本のクラフトビールも置いてあり、幅広く楽しめる。

カウンターの向こうには、銘柄別の専用グラスがずらりと並ぶ。

カウンターの向こうには、銘柄別の専用グラスがずらりと並ぶ。 ビールはどれもしっかり冷えていて、それぞれ銘柄専用のグラスに注いで出してくれる。料理も、ジャーマンポテトやミックスピザ、フィッシュアンドチップスなどビールに合うものがたくさん。自宅近くにあれば、足しげく通いたい店だ。

Tail’s ALE HOUSE(テイルズ エールハウス) 本郷店
所在地:東京都文京区本郷3-16-5 スカイコート本郷東大前第三1F
電話番号:03-5684-8008
営業時間:月曜日〜金曜日17:30〜25:30 土曜日18:00〜24:00
定休日:日曜日・祝日

http://www.tails1998.com/hongo.php#hongo..

焼肉ジャンボ 本郷店

Abats

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Abats

Abats
所在地:東京都文京区本郷2-31-3 二木ビル1F
電話番号:03-6801-8771
営業時間:月曜日~金曜日
11:15頃~15:00(LO 14:00)
18:00~23:00(LO 21:00)
土曜日
11:30~14:00(LO 14:00)
18:00~22:00(LO 20:30)
http://abats.jp/

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